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ねこサポLIFE

第十席

『片目ウインクの謎』

まくら

猫が片目だけしょぼしょぼさせて、ウインクをしているように見える。「おや、うちの子が私に色目を使ってウインクしているぞ、モテる男はつらいねえ」などと喜んでいる場合ではございません。片目だけ涙が出たり閉じたりしているのは、結膜炎や、目に毛やゴミが入ったり、黒目(角膜)に傷がついているサイン。「ねこサポLIFE」によりますと、猫が自分で目を掻いて悪化させないよう、まずエリザベスカラーをつけるのが鉄則だそうでございます。

本編

悠斗「おい美咲、見ろよ! うちの猫のモモがさっきから俺に向かって、右目だけをパチパチッとウインクしてるぜ! いやあ、俺の男前に惚れ直したんだなあ、テレるじゃねえか、ウフフ!」

美咲「あんた、自分の顔を鏡で見てから言いなさいよ! モモちゃんが片目だけしょぼしょぼさせて涙が出てるのは、ウインクじゃなくて目のトラブルよ! ほら、この本の手順を見なさい!」

悠斗「えっ、トラブル!? どれどれ……『Step1:猫が前足や後ろ足で目を掻かないよう、すぐに自宅にあるエリザベスカラー(ソフトタイプ等)を装着して目を物理的に守る』……なんで真っ先にカラーをつけるんだ?」

美咲「猫は目に違和感があると、爪がある足でゴシゴシこすっちゃうでしょう? そうすると、ほんの小さなゴミや軽い結膜炎だったものが、黒目(角膜)の深い傷になって大ごとになるからよ! ほら、早くソフトカラーをつけて!」

悠斗「よし、つけたぞ! お花みたいで可愛いじゃねえか。で、Step2は何だって?」

美咲「『明るい場所で猫の目を正面と横からそっと観察し、白目が赤く充血していないか、黒目の表面が白く濁ったり凹んだりしていないか、毛やゴミが入っていないかを確認する』ですって。人間用の目薬は絶対差しちゃダメよ、そのまま病院へ連れて行くわよ!」

(病院から帰ってくる二人)

悠斗「いやあ、すぐにエリザベスカラーをつけて掻かせなかったおかげで、ちょっとした抜け毛が入ってただけで角膜に傷もなくて済んだな! 先生にも褒められたぜ」

美咲「本当によかったわね。……ところで悠斗、なんであんたまで首にドーナツ型のクッションを巻いて、片目をパチパチさせてるのよ?」

🎐 オチを見る

悠斗「いやあ、モモは『目に入れても痛くねえ』ほど可愛いからよ、試しにモモの抜け毛を目に入れてみたら、これが痛えのなんの! 俺も掻かねえようにカラーをつけてるんでい!」

(おあとがよろしいようで)

※ サイトの記事をもとにした創作落語です。登場人物・出来事はすべて架空のもので、猫の困りごとへの正確な対処法は、各演目のもとになった記事をご覧ください。

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