🚨 今まさにこの状況の方へ
この噺のもとになった記事は、命に関わることがある緊急の内容です。落語を読む前に、まず記事で今すぐやることを確認してください。
記事「猫の熱中症の初期症状と正しい冷却応急処置」へ第九席
『冷やし猫はじめました』
まくら
日本の夏は年々暑くなっておりますが、猫というのは汗をかく汗腺が足の裏、つまり「肉球」にしかほとんどございません。人間のように全身に汗をかいて体温を下げることができないため、エアコンが止まった部屋や、うっかり押し入れに閉じ込められたりすると、あっという間に熱中症になってしまいます。口を開けてハァハァと息をし、耳が熱い時は緊急事態。しかし、氷水や冷たすぎる水をいきなりかけるのは血管が収縮して逆効果だそうでございます。
本編
陽太「母ちゃん大変だ! 夏休みの宿題を探して押し入れを開けたら、中に昼寝してたマルが閉じ込められてて、耳が熱くて口を開けてハァハァ息をしてる!」
母「なんですって! 熱中症の初期症状じゃないの! すぐに動物病院へ電話して連れて行くけど、病院へ向かうまでの『正しい応急処置』を『ねこサポLIFE』で確認するわよ!」
陽太「僕、冷凍庫の氷で、氷水をバケツ一杯作ってきたよ! ぶっかけようか!?」
母「絶対ダメ! 冷たすぎる水をかけるとね、皮膚の血管がキュッと縮んでしまって、体の中の熱が外へ逃げなくなっちゃうし、低体温症になって危険なの! 鉄則は『常温の水道水で濡らしたタオル』で体を包むことよ!」
陽太「常温の水道水で濡らしたタオルだね! よし、包んだよ!」
母「それから、太い血管が通っている『首元・脇の下・後ろ足の付け根(内股)』の3ヶ所に、タオルを巻いた保冷剤を当てて、扇風機の風を送りながら急いで病院へ連れて行くわよ! 体温が39.5度くらいまで下がったら冷やすのを止めるのがポイントよ!」
(動物病院で無事に処置を終えて帰宅)
陽太「あー、マルがすっかり元気になってよかった! 常温の濡れタオルと、首元・脇の下・内股の保冷剤のおかげだね! ……あれっ、母ちゃん、リビングの床で父ちゃんが濡れタオルに包まって、首と脇と股に保冷剤挟んで扇風機に当たってるよ!?」
🎐 オチを見る
母「ああ、お父さんはね、マルの病院代を聞いた瞬間に頭から湯気が出たから、私が応急処置しといたのよ!」
(おあとがよろしいようで)
※ サイトの記事をもとにした創作落語です。登場人物・出来事はすべて架空のもので、猫の困りごとへの正確な対処法は、各演目のもとになった記事をご覧ください。