🚨 今まさにこの状況の方へ
この噺のもとになった記事は、命に関わることがある緊急の内容です。落語を読む前に、まず記事で今すぐやることを確認してください。
記事「脱走当日~3日目の捜索と連絡先」へ第二席
『真夜中の探偵団』
まくら
猫が迷子になってしまった時、昼間の明るい時間に一生懸命探してもなかなか見つからない。それもそのはず、猫が動き出すのは周囲が静まり返る「日没後の夜8時から深夜2時」と「明け方の4時から5時」なのだそうでございます。さらに、警察の遺失物係や保健所、近隣の動物病院に連絡し、ご近所には「敷地内の物陰を見させてほしい」とチラシを配って許可を取っておくのが鉄則だそうで。
本編
大輔「美香、うちのクロがいなくなって今日で2日目だ。昼間いくら探してもいねえから、『ねこサポLIFE』に書いてある通り、警察の遺失物係と保健所と動物病院には連絡を入れたし、半径100メートルのご近所さんにもチラシを配って『夜中に庭の物陰を覗かせてください』って許可をもらってきたぞ」
美香「さすが大ちゃん、手際がいいわね。で、これから探しに行くの?」
大輔「ああ、猫が動き出すのは静まり返った『夜8時から深夜2時』、それに『明け方の4時から5時』だそうだ。今は夜の11時、まさにゴールデンタイムよ! 懐中電灯を持って、ご近所の庭の物陰を順番に覗いてくる!」
(夜の町へ出る大輔)
大輔「(小声で)クロやーい……お隣さんの物置の下はどうかな……おっ、何か黒い影がモゾモゾ動いてるぞ! しめた、クロだな!」
謎の声「(小声で)ミーちゃん……どこだい、ミーちゃん……」
大輔「うわっ! うちのクロが人間の声で喋った!?」
謎の声「うわっ、びっくりした! なんだ大ちゃんかい!」
大輔「あれっ、向かいの拓也さんじゃねえか! こんな夜中に人の家の物置の下に頭突っ込んで何してんでい!」
拓也「いやあ、うちの猫のミーちゃんも逃げ出しちまってね、おんなじ猫の本を読んで、ご近所に許可を取って夜中に探してたんだよ。おや、向こうの植え込みからも懐中電灯の光が見えるぞ?」
大輔「おいおい、あっちは八百屋の大将じゃねえか! 大将も猫を探してるのかい!?」
八百屋「そうなんですよ。……おや、うちの猫たちが3匹そろって、あそこの屋根の上から俺たちを見下ろしてますぜ」
猫たち「(屋根の上で)ニャー(また人間たちが夜中に這いつくばって遊んでるぜ)」
🎐 オチを見る
大輔「ちくしょう、探してる俺たちの方が『迷子の大人』になってんじゃねえか!」
(おあとがよろしいようで)
※ サイトの記事をもとにした創作落語です。登場人物・出来事はすべて架空のもので、猫の困りごとへの正確な対処法は、各演目のもとになった記事をご覧ください。