Lv.3 緊急子猫成猫単頭飼い多頭飼い
お腹が膨らむ・熱が続く若い猫の「FIP(猫伝染性腹膜炎)」|初期サインと治療の現在
🚨 先に確認
生後数ヶ月~2歳頃の若い猫(または免疫が落ちたシニア猫)が、「抗生剤を飲んでも下がらない39.5℃以上の発熱が何日も続く」「食欲が落ちて痩せてきたのに、お腹や胸に水が溜まって風船のように膨らんできた」「白目や歯茎・おしっこが真っ黄色(黄疸)」「急に後ろ足がふらつく・目が濁る」場合は、『猫伝染性腹膜炎(FIP)』を強く疑い、1日も早くFIP診療に詳しい動物病院を受診してください!
📌 3秒でわかる結論
- FIPは、多くの猫が元々お腹の中に持っている無害な「猫腸コロナウイルス」が、ストレスや体質によって猫の体内で突然変異を起こすことで発症する病気です(他の猫へFIPそのものが直接空気感染するわけではありません)。
- かつては「発症したら助からない不治の病」と言われていましたが、現在は抗ウイルス薬の大きな進歩により、早期に診断して適切な投薬治療(一般的に約84日間)を開始することで、寛解(元気に回復)する例が多く報告されるようになっています。治療薬の種類や費用は病院によって異なるため、獣医師とよく相談してください。
- お腹や胸に水が溜まる「ウェットタイプ(進行が非常に速いため1日を争う)」と、水は溜まらず内臓や脳・目にしこりや神経症状が出る「ドライタイプ」があるため、早期の血液検査(総タンパクTP高値・A/G比低下・SAA高値)とエコー検査が命綱です。
📊 図解フローチャート
- Step1お迎え後や避妊・去勢手術後、引っ越しなどのストレスの後に「原因不明の発熱・元気消失・食欲低下・体重減少」が3~5日以上続き、一般的な風邪薬(抗生剤)が全く効かない場合は、すぐに血液検査(特にアルブミンとグロブリンの比率=A/G比と炎症数値SAA)を受ける
- Step2お腹がタプタプと膨らんできた(腹水)り、呼吸が速くなった(胸水)場合は、エコー検査で水を抜いて調べるPCR検査・性状検査を受ける
- Step3もし獣医師から「FIPの疑いが強い」と言われた場合は、諦めずにその日のうちに「FIPの最新抗ウイルス薬治療に対応している動物病院(または専門提携病院)」へ紹介・セカンドオピニオンを繋いでもらい、即座に治療を開始する
⭕ 解決ステップ
Step1 今すぐ家でできること
お迎え後や避妊・去勢手術後、引っ越しなどのストレスの後に「原因不明の発熱・元気消失・食欲低下・体重減少」が3~5日以上続き、一般的な風邪薬(抗生剤)が全く効かない場合は、すぐに血液検査(特にアルブミンとグロブリンの比率=A/G比と炎症数値SAA)を受ける
Step2
お腹がタプタプと膨らんできた(腹水)り、呼吸が速くなった(胸水)場合は、エコー検査で水を抜いて調べるPCR検査・性状検査を受ける
Step3
もし獣医師から「FIPの疑いが強い」と言われた場合は、諦めずにその日のうちに「FIPの最新抗ウイルス薬治療に対応している動物病院(または専門提携病院)」へ紹介・セカンドオピニオンを繋いでもらい、即座に治療を開始する
❌ 絶対NGな行動
- お腹が大きく膨らんでいるのを「たくさん食べて太っただけかな?」「便秘かな?」と勘違いして1週間以上放置する(背骨はゴツゴツ痩せているのにお腹だけ洋梨のように膨らむのが腹水の特徴)
- ネット上の古い情報(「FIPは100%助からない」)だけを見て絶望し、治療のタイミングを逃す
📋 受診カンペを作る
入力内容はこの端末に自動保存されます。電波がない診察室でも消えません。