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ねこサポLIFE

第二十六席

『蒸しタオルの高級エステ』

まくら

猫というのは本来、自分で毛づくろい(グルーミング)をして体を清潔に保つ生き物でございますが、お年を召した「ハイシニア猫」になりますと、関節が硬くなって後ろを振り返るのがつらくなり、背中や尻尾の付け根にフケが出たり毛がベタついたりしてまいります。かといって高齢の猫をお風呂に入れてシャンプーするのは心臓や体力への負担が大きすぎる。そこで「ねこサポLIFE」が勧めるのが、電子レンジで作る「40度前後の蒸しタオル」を使った、母猫の舌のような優しい拭き取りケアでございます。

本編

ひなた「お母さん、うちの15歳になるミイちゃん、最近背中の真ん中や尻尾の付け根にフケが出て、毛が少しベタついてきたわ。お風呂に入れてシャンプーしてあげようかしら?」

母「ちょっと待って! 15歳のハイシニア猫をいきなりお風呂に入れてシャンプーするのは、体力を奪って命に関わるから絶対ダメよ! 『蒸しタオルと優しいブラッシング』でケアしてあげましょう!」

ひなた「蒸しタオル? どうやって作るの?」

母「まずStep1、フェイスタオルを水で濡らして固く絞って、電子レンジ(500W)で30~40秒温めて、人肌より少し温かい『40度前後の蒸しタオル』を作るの。熱すぎないか必ず自分の手で確かめてからね」

ひなた「うん、40度前後のポカポカ蒸しタオルができたわ! これでどこを拭くの?」

母「Step2、シニア猫が自分で一番舐めにくい『顎の下・耳の後ろ・背中の中央~尻尾の付け根・お尻周り』を、母猫が子猫を舌で舐めてあげるように、毛並みに沿って優しく拭き取ってあげるの。そのあとに乾いたタオルで水分を拭いて、柔らかい豚毛・獣毛ブラシやラバーブラシで優しく撫でるようにブラッシングしてあげるのよ。大きな毛玉がある時は、根元からハサミで切ると皮膚まで切っちゃうから、無理せずバリカンか病院で取ってもらうこと」

ひなた「ほらミイちゃん、40度の蒸しタオルで顎の下と背中をフキフキ……わあ、お母さん見て! ミイちゃんが目を細めて『ゴロゴロゴロ~』って喉を鳴らして、うっとりしてるわ! 毛もツヤツヤのフワフワになったわよ!」

母「お母さん猫に舐めてもらってる気分になって、血行も良くなるのね。……あら、お父さんが自分の頭に濡れタオルを乗せて、電子レンジの前で順番待ちしてるわよ?」

父「おう、ミイちゃんの高級エステがあんまり気持ちよさそうだから、次はワシの『顎の下と頭のてっぺん』も母猫みたいに拭いてくれ!」

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母「お父さんの頭のてっぺんは、ブラッシングする毛がないじゃないの!」

(おあとがよろしいようで)

※ サイトの記事をもとにした創作落語です。登場人物・出来事はすべて架空のもので、猫の困りごとへの正確な対処法は、各演目のもとになった記事をご覧ください。

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