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ねこサポLIFE

第二十五席

『壁ぎわゼロセンチの攻防』

まくら

せっかく市販の爪とぎを買ってあげたのに、そこではちっとも研がず、リビングの壁紙や高級ソファの角ばかりバリバリと研いでボロボロにしてしまう。なぜそんなことをするのか「ねこサポLIFE」で調べてみますと、市販の爪とぎが「部屋の暗い隅やトイレの横」に置かれていたり、「軽くてグラグラ動く」のが原因だそうでございます。猫にとって爪とぎは「自分の縄張りをアピールするマーキング」なので、一番目立つ通り道やベッドの横で、どっしり動かない縦型ポールを好むのだそうで。

本編

雅人「おい、100円ショップで買った軽い爪とぎをトイレの横の暗い隅っこに置いてやったのに、うちのタマのやつ、リビングの入り口の壁紙とソファの角ばっかりバリバリ研いでボロボロにしちまうぞ! なんであんな目立つ場所でばっかり研ぐんだ!?」

香織「あんた、猫の本ぐらい読んでごらんなさいよ。猫にとって爪とぎはね、古い爪を剥がすだけじゃなくて『ここは俺様の縄張りだぞ!』ってアピールするマーキングと、寝起きのストレッチなのよ! だからトイレの横みたいな暗い隅っこに置いても見向きもしないし、軽くて研ぐたびにズルズル動く爪とぎは大嫌いなの!」

雅人「へえーっ! だからどっしり動かないソファの角や、目立つ部屋の入り口の壁で背伸びして研いでたのか! じゃあどうすりゃいいんだ?」

香織「解決ステップは4つよ! Step1、今ボロボロにされている壁やソファの角に、ツルツルして爪が引っかからない『貼って剥がせる透明保護シート』を貼って、物理的に研げない感触にする! そしてStep2、そのすぐ真横『ゼロセンチの距離』に、猫が背伸びして思い切り研げる『高さ70~80センチの頑丈な縦型爪とぎポール』を置くの!」

雅人「今研いでる場所のすぐ真横ゼロセンチに、70センチ以上の頑丈なポールを置くんだな!」

香織「そう! で、Step3、その新しいポールにマタタビ粉を少し擦り込むか、人間が爪でカリカリと音を立ててお手本を見せて、タマがそこで研いだらすかさず褒めておやつをあげるのよ! あと2週間に1回は爪の先端を切ってあげれば完璧よ!」

雅人「よし! 壁に透明シートを貼って、真横ゼロセンチに80センチの極太麻縄ポールを設置したぞ! ほらタマ、こうやってカリカリ研ぐんだぞ、カリカリカリ……(自分の爪でポールをかく)」

猫(タマ)「ニャー!(ポールでバリバリバリ!)」

香織「わあ、タマがポールで気持ちよさそうに研いだわ! はい、タマにおやつ! ……って、あんたなんでまだポールの横で自分の爪をカリカリやってるのよ?」

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雅人「いや、俺もここでカリカリやってたら、お前がご褒美にビールとおつまみをくれるかと思ってさ!」

(おあとがよろしいようで)

※ サイトの記事をもとにした創作落語です。登場人物・出来事はすべて架空のもので、猫の困りごとへの正確な対処法は、各演目のもとになった記事をご覧ください。

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