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ねこサポLIFE

第十三席

『スリムな抜け道』

まくら

不妊・去勢手術を済ませたオス猫とメス猫を一緒に飼う場合、体格と遊び方の違いでトラブルになることがあるそうでございます。大柄でパワフルなオス猫は「プロレスごっこ(首元に飛びかかる遊び)」が大好きですが、小柄で繊細なメス猫はそれを嫌がって「シャー!」と怒ってしまう。そこで「ねこサポLIFE」が提案するのが、体格差を逆手に取った「スリムなメス猫だけが通り抜けられて、大柄なオス猫は通れない幅の隙間」を作るという名案でございます。

本編

亮「よう翔、お前んちは体重6キロの大柄なオス猫のゴン太と、体重3キロのスリムなメス猫のルナちゃんの2匹飼いだったよな。仲良くやってるかい?」

翔「それがさあ亮さん、ゴン太は遊びたい盛りでルナちゃんにプロレスごっこを仕掛けようと飛びかかるんだけど、ルナちゃんはそれが大嫌いで『シャー!』って怒って逃げ回ってるんだよ。『女の子なんだから仲良く受け入れてあげなさい』って同じ部屋に置いておくんだけど……」

亮「おい翔、それは一番やっちゃいけねえやつだぞ! 嫌がってるメス猫を逃げ場のない部屋に閉じ込めたらストレスで病気になっちまう。まずはゴン太の余ってるエネルギーを発散させるために、猫の体と同じくらい大きい『またたび入りの大型けりぐるみ』をゴン太に与えて、毎日15分間、人間が釣り竿おもちゃでゴン太を全力で走らせるんだ!」

翔「なるほど、まずゴン太を運動させて満足させるんだな!」

亮「そしてここからがプロの技だ。2匹の『体格差』を利用するんだよ! 部屋のドアにストッパーを挟んだり柵の隙間を調整して、『体重3キロ台のスリムなルナちゃんだけがスッと通り抜けられて、6キロのゴン太は引っかかって通れない幅の隙間』を作るんだ! さらに高い棚の上にもルナちゃん専用のベッドを作って、いつでも逃げ込めるようにしてやるのさ」

翔「おおーっ! 体格差を利用した専用シェルターか! それならルナちゃんも安心だな! さっそく家に帰って、寝室のドアを『スリムな者しか通れない隙間』に固定してくるぜ!」

(翌日)

亮「よう翔、スリム専用の隙間はうまくいったかい?」

🎐 オチを見る

翔「ああ、ルナちゃんはスイスイ通り抜けて、ゴン太は『あれー?』って前で止まってるよ! ……ただな亮さん、うちのスリムな嫁さんもその隙間をスイスイ通って寝室へ入っちまったんだけど、メタボ腹の俺がどうしてもお腹がつかえて寝室に入れなくて、昨日は廊下で寝たんだよ!」

(おあとがよろしいようで)

※ サイトの記事をもとにした創作落語です。登場人物・出来事はすべて架空のもので、猫の困りごとへの正確な対処法は、各演目のもとになった記事をご覧ください。

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