🚨 今まさにこの状況の方へ
この噺のもとになった記事は、命に関わることがある緊急の内容です。落語を読む前に、まず記事で今すぐやることを確認してください。
記事「子猫がミルク・離乳食を飲まない時」へ第五席
『温度計の母心』
まくら
生後1~2ヶ月の小さな子猫を保護したりお迎えしたりした時、ミルクをちっとも飲んでくれないと飼い主さんは真っ青になります。しかし「ねこサポLIFE」によりますと、子猫がミルクを飲まない最大の原因は「ミルクの温度が冷めている(または熱すぎる)」か、「子猫自身の体が冷えて胃腸が動いていない」ことだそうでございます。目標は母猫の体温と同じ「38度から40度」。人間の手首に垂らして少し温かいと感じる温度がピタリとくるそうで。
本編
蓮「佐藤さん、大変なんだ! 拾ってきた赤ちゃん猫のチビに子猫用ミルクを作ったんだけど、ぷいっと顔を背けて一滴も飲んでくれないんだよ! 僕のこと嫌いなんだろうか……」
佐藤「蓮さん、落ち込む前に、この猫の手引きをご覧なさいまし。子猫がミルクを飲まない一番の理由は、ミルクの温度が冷めているか、子猫の体が冷えているからでございますよ。目標は母猫の体温と同じ『38度から40度』でございます」
蓮「38度から40度! なるほど、僕は猫舌だからと思って、冷たい水で溶かしてたよ!」
佐藤「そりゃあ飲みませんよ! 猫は猫舌でも、赤ちゃんの時はお母さんのおっぱいの温度じゃないと飲まないんでございます。手首の内側にポタッと垂らして、ほんのり温かいぐらいに湯煎で温め直してくださいまし。それと、子猫の体も温かいタオルで包んで温めてあげて、もし生後4週を過ぎて離乳食に移る時期なら、総合栄養食のムースに粉ミルクを少し混ぜて、指先から舐めさせるとスムーズだそうでございますよ」
蓮「よし、やってみよう! 湯煎でキッチリ39度に温めて、手首にポタッ……うん、いい湯加減ならぬ、いいミルク加減だ! チビや、温かいタオルで包んであげるからね、ほら、39度のミルクだよ!」
子猫「ミュー……ゴクゴクゴク、ゴクゴクゴク!」
蓮「わあ、佐藤さん見てごらん! すごい勢いで飲み干して、今度は僕の指先に塗ったミルク入りムースまでペロペロ舐めてるよ! すっかり僕をお母さんだと思ってるみたいだ!」
佐藤「結構でございますねえ。蓮さんの母心が通じましたな」
蓮「うん、なんだか僕まで母猫の気分になってきて、チビのお尻をトントンしながら喉がゴロゴロ鳴りそうだよ……おや、佐藤さん、残った粉ミルクのお湯割り、39度にして飲んでるのかい?」
🎐 オチを見る
佐藤「へえ、手首に垂らしただけでは、どうも温度がわかりかねまして。手前は喉で確かめております」
(おあとがよろしいようで)
※ サイトの記事をもとにした創作落語です。登場人物・出来事はすべて架空のもので、猫の困りごとへの正確な対処法は、各演目のもとになった記事をご覧ください。