第二十二席
『白湯(さゆ)をたしなむ猫』
まくら
冬場になりますと、猫が水を飲む量がガクッと減ってしまい、膀胱炎や腎臓病のリスクが高まります。「なんでうちの子は水を飲まないんだろう?」と思ったら、まず水飲み器の置き場所を見直す。「ねこサポLIFE」によりますと、猫は野生の本能で『トイレのすぐ近くや、フード皿の真横にある水は汚染されている』と嫌うそうでございます。さらに冬場は冷たい水ではなく、35~38度くらいの「白湯(ぬるま湯)」や、ウェットフードにぬるま湯を混ぜた「スープ仕立て」が大人気だそうで。
本編
哲也「おい、冬になったらうちのミケが全然お水を飲まないぞ。トイレのすぐ横と、カリカリのお皿の真横にピカピカの水飲み器を置いてあるのに、なんで飲まないんだ?」
千夏「あんた、それが飲まない原因よ! 猫の本に書いてあるわ、猫は野生の本能でね、『排泄物(トイレ)の近くや、獲物(フード)の真横にある水は汚れている』と思って嫌がるのよ! まずは水飲み器をトイレやご飯のお皿から離して、猫がよく通る場所に複数置くのが鉄則よ」
哲也「へえーっ、ご飯の真横にある水は野生のルールではNGなのか! 知らなかったぜ。じゃあ場所を離せば飲むんだな?」
千夏「それだけじゃないわよ。冬場は水道水が冷たいでしょう? 35度から38度くらいの『白湯(ぬるま湯)』を入れてあげるか、流れる水が好きな子には循環式の給水器(ファウンテン)を試すといいの。それでも飲まない時は、ドライフードやウェットフードにぬるま湯を大さじ1~2杯混ぜて『スープ仕立て』にして食事から水分を摂らせるのが一番確実ですって!」
哲也「おお、38度の白湯に、ぬるま湯大さじ2杯のスープ仕立てか! よし、ミケや、トイレから離れた窓辺に38度の白湯をご用意いたしましたよ。お食事も極上ウェットのぬるま湯スープ仕立てでございます!」
猫(ミケ)「ニャ~ン(ピチャピチャ、ゴクゴクゴク!)」
哲也「うわあ、見ろよ! 白湯もスープも全部飲み干して、満足そうに毛づくろいしてるぞ! すっかり意識の高い女優さんみたいに白湯をたしなんでるじゃねえか!」
千夏「ほんとね、これで冬の水分不足も安心だわ。……って、ちょっとあんた、ミケのスープ仕立てを作った残りのお湯を自分のお茶碗に入れて何してるの?」
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哲也「いやあ、俺も冬の水分補給にと思ってね、焼酎に38度の白湯を大さじ2杯だけ垂らして『スープ仕立て』にしてるんだよ!」
千夏「それじゃほとんど焼酎のストレートじゃないの!」
(おあとがよろしいようで)
※ サイトの記事をもとにした創作落語です。登場人物・出来事はすべて架空のもので、猫の困りごとへの正確な対処法は、各演目のもとになった記事をご覧ください。